レビュー

荷物の多さに困っていました。でもスロウワーのコンテナを使うと―!

エストリルの外観

「”エストリル”って何?」
「”エストリル”ってどんなコンテナなの?」

この記事は、そんな方に向けて書いています。
記事の前半で「基本情報」をお伝えします。
後半は「使い勝手の評価」「他の収納との比較」「気になる点のQ&A」などの購入に役立つ情報をお伝えします。

らぼちょー

はじめまして。
当サイト「キャンプ収納ラボ」を運営しているらぼちょーと申します。
収納が大好きで、気がついたらキャンプ道具よりも収納が多くなってた系キャンパーです。↓コレクションの一部ですσ(*´∀`照)

今所有している収納
らぼちょー

まずはエストリルのメリット・デメリットを簡単にご紹介します!
(詳しくは後ほど説明します。)

メリット

設営と撤収が、楽になります。

荷物が、散らかりにくくなります。

安いのに、アウトドア映えするデザインです。

デメリット

耐荷重が小さいです。

持つときに、防塵カバーが邪魔になります。

ロックが固すぎます。

スロウワーのエコバッグは、テーブルトップに掛けにくいです。

商品概要

外観

エストリルの外観
エストリルの収納部
エストリルの持ち手

持ち手には、ホコリの混入を防ぐカバーがついています。

エストリルの底面
折り畳んだ状態のエストリル

折りたたむと、厚みが7cmになります。
コンパクトになるから、自宅でも保管しやすいです!

天板を取り付けたエストリル

フタ(上の写真の木目の板)が別売されています。これをつかうとテーブルになります。

テーブルとして使ったエストリル

ちなみに「フタ」は、プラスチック製です。木目もプリントになっています。
プラスチックなので軽く、片手で簡単に開閉ができます。

荷物を収納したエストリル
エストリルを両手で持った状態
エストリルのサイドに袋をひっかけた状態
エストリルのサイドに袋をひっかけた状態

フタの四隅にフックがあり、スーパーのふくろなどを引っかけられます。
ゴミ入れにしてつかうのが、便利でおすすめです♪

スペック

容量
45L
価格(税抜)
2,500円
重さ
1.55kg
耐荷重
10kg
 外側サイズ(cm) 
52.5×36×29.5(高さ)
 内側サイズ(cm) 
48.5×32×28(高さ)
 収納サイズ(cm) 
52.5×36×6.8(高さ)
生産国
中国
主な材質
ポリプロピレン

※掲載しているサイズは、個体差等により若干の誤差がある可能性がございます。

フタ(別売)のスペック

フタの商品名は「テーブルトップ スティア」といいます。

モバイルは、左スライドで全表示できます👆

種類
単色木目調
価格(税抜)
1,000円2,000円
木目
重さ
0.45kg0.45kg
サイズ
52×35.5×1.5(高さ)52×35.5×1.5(高さ)
主な材質
ポリプロピレンポリプロピレン

※掲載しているサイズは、個体差等により若干の誤差がある可能性がございます。

キャンプ道具の収納例

サイズ感をイメージしやすいように、道具の収納例をご紹介します。
このコンテナは、耐荷重(収納できる重さ)が10kgです。
おもたい道具を詰め込むと、10kgを超えてしまう場合もありますので、注意しましょう!


一つ目の収納例です。
ヘキサタープ×1、ローチェア×2、ローテーブル×2をいれました。
(重さ:9kg)

エストリルの収納例
エストリルの収納例
らぼちょー

ロースタイルなら、2人分のテーブルとイスがすっぽり入るちょうどいいサイズです。


二つ目の収納例です。
食器や調理器具など、お料理関係の荷物をいれました。
(重さ:7kg)

エストリルの収納例
エストリルの収納例
らぼちょー

2人分の食器と料理道具をすべて収納できました。

メリット

このコンテナには、つぎのメリットがあります。

  1. 設営と撤収が、楽になります。
  2. 荷物が、散らかりにくくなります。
  3. 安いのに、アウトドア映えするデザインです。

ひとつずつ解説します。

設営と撤収が、楽になります。

設営するときにテーブルやイスなどを組み立てます。
もちろん帰るときも、同じように時間がかかりますよね。
イスやテーブルを分解して、汚れをきれいにして、収納袋にいれる。
その間にも撤収時間は、迫ってきます。

らぼちょー

家族の人数がおおいと、イスもテーブルも増えるので当然時間がかかります。

コンテナをテーブルとしてつかえば、どうでしょう。
サイトにもってくるだけでテーブルになります。
組立てや分解が必要なくなり、手間を省くことができます!

荷物が、散らかりにくくなります。

らぼちょー

「なぜか、荷物が散らかってしまう。」これはキャンパーさんのよくある悩みです。

散らかる原因は、何でしょうか。
一番の原因は「荷物をおくスペースが足りない」ことです。
こまめに使った道具を片付けていても、もともとのスペースが狭かったら、どうしようもありません。
つまり、散らかるのはアナタのせいではありません。

荷物をおくスペースを、広くする必要があります。

コンテナをテーブルとしてつかえば、どうでしょう。
新たなテーブルを買い足すことなく、スペースを広げることができます。
簡単にスペースを広げられて、荷物が散らかりにくくなります。
しかも、料理などのスペースを広くつかう作業もしやすくなります。
テーブルが広いと食事も快適になって、キャンプの満足度もあがります!

テーブルとして使ったエストリル

安いのに、アウトドア映えするデザインです。

キャンプ道具をあつめると、問題になるのがお金。
「できるだけ安いほうがいい」ですよね。
荷物がおおいと、収納もたくさんつかいます。
複数購入する場合は、なおさら値段が大切になります。

エストリル スローワー
エストリル
4色 45L 2,500円
おりたたみコンテナ アイリスオーヤマ
おりたたみコンテナ
2色 52L 1,800円
ショルダーコンテナ キャプテンスタッグ
ショルダーコンテナ
1色 36L 3,500円
バスク スローワー
バスク
4色 40L 3,600円
シェルフコンテナ スノーピーク
シェルフコンテナ
1色 50L 14,000円

他のコンテナと比較すると、値段が安いです。
アイリスオーヤマの「おりたたみコンテナ」には劣りますが、十分に安い値段です。
懐に優しいので、複数購入もしやすいです。

「値段も抑えたいけど、デザインも大事!」ですよね。

値段がやすい収納は、デザインが微妙なことがおおいです。
しかし、このコンテナはアウトドア映えするデザインです。
アースカラーもありますので、キャンプ場にマッチしやすいです。

カラーバリエーション

出典:Yahoo!ショッピング Sara-lia

つまり、このコンテナは「お手頃な値段」+「デザイン性が高い」ので、商品選びが楽しくて、つかっていても満足度の高い収納です!

デメリット

らぼちょー

どんな商品にもデメリットはあります。
それが受け入れられるかどうかが大切です。
デメリットも理解した上で、失敗のない収納選びをしましょう!

このコンテナには、つぎのデメリットがあります。

  1. 耐荷重が小さいです。
  2. 持つときに、防塵カバーが邪魔になります。
  3. ロックが固すぎます。
  4. スロウワーのエコバッグは、テーブルトップに掛けにくいです。

ひとつずつ解説します。

耐荷重が小さいです。

収納できる荷物の重さは、10kgが限界です。
収納するモノによっては、物足りなく感じるかもしれません。

らぼちょー

収納したいモノが決まっている場合は、先に重さを確かめておきましょう!

私の持っている道具を収納して試してみました。
重たい道具を詰め込むと、10kgを超える可能性もありました。
正直、注意してつかう必要があるなと感じました。
重たいモノを入れる場合は、重さを測って10kgを超えていないか確認したほうが無難です。

持つときに、防塵カバーが邪魔になります。

ホコリが入らないように、持ち手にカバーが付いています。
しかし、これが持つときに、少し邪魔になります。
自宅でつかう場合は、ホコリの侵入を防げて便利ですが、持ち運びの多いキャンプでは、カバーはなくてもいいのでは?と感じました。

エストリルの持ち手

ロックが固すぎます。

下の写真(矢印の部分)のロックが固すぎて、外すのに苦労します。
「壊れるんじゃない!?」と心配になるくらい力を加える必要があります。
「バコーン!!」と大きな音を立てながらロックが外れるので、ちょっと驚きます 笑。
使用上は何の問題もありませんが、慣れが必要です。

エストリルのロック部分
らぼちょー

購入から数か月つかっていると、新品の時よりもロックは解除しやすくなりました。
つかっているうちに、若干馴染んでくるみたいです。
戸惑うのは、最初だけなのでご安心ください 笑。

スロウワーのエコバッグは、テーブルトップに掛けにくいです。

このコンテナの販売元である「スロウワー」から、エコバッグ(商品名:ショッパーバッグ ビーニーS)も発売されています。
下の写真のように、テーブルトップのフックにひっかけると、お洒落です。
スロウワーのInstagramで紹介されていて、「いいな」と思って購入したんですが、これ注意点があります。

エストリルのサイドに袋をひっかけた状態

バッグの持ち手が太くて、テーブルトップのフックにうまく引っかかりません。
引っかけても、すぐに取れてしまいます。

エストリルのサイドに袋をひっかけた状態
エストリルのサイドに袋をひっかけた状態

やむなく、フックの裏側の穴から持ち手を無理やり通して、引っかけました。

エストリルのサイドに袋をひっかけた状態

バッグ自体は、つかいやすくてお洒落なデザインで気に入っていますが、テーブルトップに引っ掛けてつかうのは難しいです。ちょっと残念です。


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(ページ内 下部の購入リンクへ移動します。)

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収納としての評価

つぎは、収納としての使い勝手を評価します。
荷物を収納して、キャンプ場まで運び、荷物を保護するのが、収納の役割です。

収納力、運搬力、保護力の3項目を評価します。評価は、客観性が重要です。客観性を確保するために、私の主観は可能な限り排除しています。基本的に収納のスペック(数値)を、独自の方法で計算して、評価をつけています。また、当サイトで紹介している収納同士を比較しやすくするために、全ての収納に統一した方法で評価をつけています。

総合評価
★3.63 3.63
収納力
★3.21 3.21
運搬力
★4.36 4.36
保護力
★3.32 3.32

収納力、運搬力、保護力について、評価の内容を解説します。

収納力 ★3.21

収納力とは、つまり「整理のしやすさ」「荷物の取り出しやすさ」です。収納力が高いと、つぎのようなメリットがあります。

  1. ほしい荷物をすぐに見つけるので、一つひとつの作業が時短できて、ゆったり過ごす時間を多くとれる。
  2. 収納の中で荷物が散らかりにくいので、ストレスが減る。
  3. 荷物が収納しやすいので、荷造りや片付けを時短できる。
収納のしやすさ

この商品の「収納力」は、○(ふつう)です。フタがない分、荷物を取り出しやすいことです。別売のフタ(テーブルトップ)をつかっても、フタが開閉しやすいので、荷物の取り出しやすさは◎です。ただし仕切りがないので、ちいさい荷物を収納するときは、荷物が行方不明にならないような工夫が必要です。下の収納例では、100均のゴミ箱を仕切りにつかっています。

エストリルの収納例

運搬力 ★4.36

運搬力とは、つまり「持ち運びのしやすさ」「クルマへの積みやすさ」です。運搬力が高いと、つぎのようなメリットがあります。

  1. 荷物を運ぶ労力が減り、疲れにくくなるので、キャンプを思いっきり楽しめる。
  2. クルマへの荷積みで悩まなくなるので、出発時間や撤収時間に焦ることがなくなる。
  3. 荷崩れしにくくなり、安心してキャンプへいける。
運搬のしやすさ

この商品の「運搬力」は、◎(便利)です。長い時間持っていても、痛くなりにくい持ち手の形状になっています。このコンテナを複数、縦に重ねてもズレにくいのでクルマに積みやすいです。

持ち運ばれているエストリル

保護力 ★3.32

保護力とは、つまり「水、汚れへの強さ」「衝撃への強さです。保護力が高いと、つぎのようなメリットがあります。

  1. 大切な道具を、安心して持っていくことができる。
  2. 突然の雨など、天候が変化しても荷物を守れるので、焦る必要がない。
  3. 道具が汚れにくくなるので、片付けも簡単に済ませられる。
保護性能の高さ

この商品の「保護力」は、○(ふつう)です。底や側面から汚れが入ることはないので、地面に直接置いても問題ありません。プラスチックなので、水が染み込んだりすることもありません。しかし、フタがないので雨には弱いのでご注意ください。

地面におかれたエストリル

他のコンテナとの比較

何かを買うときは失敗しないように、比較してから購入しますよね。
でも・・・比較って手間も時間もかかるし、メンドクサイ!!

らぼちょー

その気持ちわかります。
なので、私が代わりに比較しちゃいます!

▼ 比較した収納一覧
エストリル スローワー エストリル
ショルダーコンテナ キャプテンスタッグ ショルダーコンテナ
シェルフコンテナ スノーピーク シェルフコンテナ
おりたたみコンテナ アイリスオーヤマ おりたたみコンテナ
スタッキングコンテナ アッソブ スタッキングコンテナ
CSクラシックス木製BOX キャプテンスタッグ CSクラシックス木製BOX
バスク スローワー バスク
らぼちょー

前の項で評価した
収納力・運搬力・保護力
に加えて、
安さ・頑丈さ・軽さ
を含めた6項目を比較します。

▼ 比較結果
比較項目
順位
詳細
収納力 6位 /7種類 3.21
運搬力 2位 /7種類 4.36
保護力 2位 /7種類 3.32
安さ 2位 /7種類 ※1
頑丈さ 6位 /7種類 ※2
軽さ 2位 /7種類 ※3

おおくの項目で、高順位を得ています。キャンプの様々な場面で活躍してくれることが、お分かりいただけると思います。一方、「収納力」と「頑丈さ」は下位でした。これはデメリットでもご説明した通り、耐荷重の低さが原因です。

らぼちょー

頑丈さは劣りますので、荷物を収納するときは重さに注意してくださいね。


※比較方法について
※1 「安さ」は価格を容量で除した値(=容量1Lあたりの値段)で比較
※2 「頑丈さ」は耐荷重を容量で除した値(=容量1Lあたりの耐荷重)で比較
※3 「軽さ」は重さを容量で除した値(=容量1Lあたりの重さ)で比較

気になる点のQ&A

らぼちょー

購入するにあたって、気になる点をQ&A形式でご紹介します。楽天やAmazonの口コミに対する、実際に使ってみた感想もご紹介します。

「強度が低い」のは、キャンプでの使用に影響はありませんか?

Amazonのレビューを見ていると、多いのが強度が弱いという内容です。これは何度も説明している、耐荷重10kgの話です。収納する荷物の重さだけ注意していれば、特に問題はないと思います。ただし、重たいモノを収納したいという方は、他の収納を探した方が無難です。個人的には10kgも荷物を入れると持ち運びが大変になるので、実際は5~7kgくらいしか荷物は入れていません。

販売元のスロウワーは、どんなメーカー?

2017年設立のインテリア雑貨やオリジナル商品を作成している会社です。テーブルやBBQコンロ、防水ケースなどを主に取り扱っています。デザイン性の高い商品が多く、キャンパー心をくすぐる、要チェックブランドです!

エストリルのサイドに袋をひっかけた状態

スロウワーの魅力は?

このブランドの魅力は、ユーザーの要望に応えて商品をつくっているところです。この記事で紹介したフタ(テーブルトップ)もそのひとつです。このコンテナの青色も、あるユーザーがスロウワーの公式Instagramにコメントで要望したところ、8か月後にカラーバリエーションに追加されていて驚きました。ユーザーの声を拾い上げて商品づくりに生かしてくれるところが、とても魅力的です。

スロウワーのロゴ

女性目線で気になることはありますか?

テーブルトップがあると料理のときも便利です。ただし、テーブルトップはプラスチックの薄い板なので重たいものを置いたり、火を扱うのには向いていません。テーブルトップの中央あたりは、押すとたわむので包丁で力を込めて切るときは注意が必要です。

妻の「むーさん」

野菜を切るのにつかいましたが、とくに問題ありませんでした。

エストリルをテーブルに料理している

結論

「テーブル使いが便利+さらに値段もお手頃」なエストリルをご紹介しました。

メリット

設営と撤収が、楽になります。

荷物が、散らかりにくくなります。

安いのに、アウトドア映えするデザインです。

デメリット

耐荷重が小さいです。

持つときに、防塵カバーが邪魔になります。

ロックが固すぎます。

スロウワーのエコバッグは、テーブルトップに掛けにくいです。

収納とローテーブルの2つの機能をそなえているのに、値段はローテーブルとほぼ同じというお得なコンテナ。
デザインもいいので自宅でつかっても、アウトドアテイストの存在感のあるインテリアになります。

このコンテナは、たびたび品切れになり再入荷待ちが何度もありました。
「入荷待ちで、キャンプに間に合わない…」とならないように、ほしいカラーの在庫があるならすぐ買うことをおすすめします。

¥2,750 (2022/09/24 10:31時点 | 楽天市場調べ)

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収納を決めかねている読者のあなたへ 当サイトは「キャンプでつかえる収納」だけを紹介するサイトです。今回紹介した収納の他にも、たくさんのレビューをご用意しておりますので、あなたにぴったりの収納がみつかるはずです。ぜひ他の記事も見ていただけると、うれしいです!当サイトを詳しく知りたい方は、こちらをクリック!

らぼちょー

最後までご覧いただき、ありがとうございました!収納がほしくなったら「キャンプ収納ラボ」をぜひご活用ください。

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